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家づくりの現場から

「シロアリ」に食べられる家と、食べられない家の違いとは?

一般的な合成殺虫剤の「シロアリ駆除剤」は高性能マスクや防護服を着用しますが『エコボロン』は健康に害が無いため、軽装で作業することができます。

シロアリの食害により、腐り朽ちてしまった床下の大引。

木造住宅の寿命は30年

驚かれるかもしれませんが、木造住宅の平均寿命は30年と言われています。
築15年を超えた木造住宅では「蟻害(ぎがい)」「木材腐朽菌」が原因で土台や柱などを交換しなければいけない状態になっていることが少なくありません。私たちは地元佐倉市を中心にリフォーム事業を行なっていますが、リフォームの現場ではシロアリの「蟻害」や「木材腐朽菌」により柱や土台が腐っている状態を度々目にします。

私たちが建てる新築では同じことを起こさないために、リフォームの経験から学んだ知識を活かし、具体的な対策と施工方法により、30年を超えて長く住める住宅を建てています。

今月号では、シロアリの「蟻害」から土台や柱などを守るための『シロアリ駆除剤』についてお伝えします。

「シロアリ駆除剤」に無関心!?

シロアリ駆除剤は、土台・大引・柱の一部に塗ることが建築基準法で定められています。
多くの方が、内装や床などに何を使おうか悩まれますが、シロアリ駆除剤で悩まれる方はほとんどいません。
それもそのはず、お客様へシロアリ駆除剤の説明を率先して行う工務店は少ないのです。何を使っても同じだと考えているからです。

私たちは、シロアリ駆除剤はなんでも良いとは考えていません。
なぜなら、シロアリ駆除剤はたくさんの種類があり、「シックハウス症候群」を引き起こす一因になると言われているものがあるからです。
一般的にはネオニコチノイド系をはじめとする「合成殺虫剤」が使われていますが、私たちは、自然素材と地元千葉で育った木を使ったこだわりの家を建てています。
そのため、「シックハウス症候群」を引き起こす一因になると言われている「合成殺虫剤」を使用せず、「ホウ酸」を原料にした『エコボロン』をシロアリ駆除剤として使っています。
ホウ酸は目薬やうがい薬にも使われているほど抗菌作用が高く、なおかつ人体に安全です。

『エコボロン』はお財布にも優しい

農薬系の「合成殺虫剤」シロアリ駆除剤を新築時に使った場合は、効果が5年のやめ、5年ごとに再施工をする必要があります。その費用は一回あたり15〜20万円です。仮に50年住むとしたら、75万円以上がかかってしまいますが、エコボロンは理論上、再施工の必要はなく、長期間に渡って効果が持続するため、費用がかかりません。
ホウ酸のシロアリ駆除剤は、日本での歴史はまだ浅いですが、欧米では一般的に使われています。日本と同じように四季に富むニュージーランドでは築70年の住宅でもホウ酸の効果が続いていることが確認されています。

シロアリ駆除剤はあまり注目されませんが、効果が短く、お金がたくさんかかるものもあります。種類がたくさんあるから分かりにくいのも現実です。「シロアリ駆除剤」や『エコボロン』について興味を持たれた方は是非、毎月開催している『はじめての”家づくり“勉強会』にご参加ください。より詳しいご説明をさせていただきます。